ウェブペイジの重要度を決める上で,多数の重要なウェブペイジからリンクされたウェブペイジが重要である,というアルゴリズムがあります.
このうち,ウェブサイト内のウェブペイジ間のリンクを除いた,いわゆる外部サイトからのリンクを,バックリンクと呼び,最適化においては多数のバックリンクを得ることが重要と考えられています.
バックリンクを張る元のウェブペイジの重要度が低ければ,リンクの価値は低くなります.当然,重要度の高いウェブペイジからのリンクが重宝されます.こうしたリンクは,SEO を銘打って有料で売買されています.
数万~数十万のバックリンクを一気に手に入れられることから,安易な SEO と言えますが,関連性の無いコンテンツからのリンクが増えても,ウェブペイジ自体の重要度を上げる効果はあっても,キーワードに対する重要性は評価されません.
また,リンクが無くなれば,重要度も元の数値まで下がってしまいますから,検索結果を維持しようと思ったら,バックリンクを買い続けないといけません.
購入しないで恒常的なバックリンクを得るには,ウェブペイジに対し,自発的なリンクを張ってもらう必要があります.例えば,ウェブサイトの中でコラムを書くなどすると,参考になったウェブペイジとして,ブログなどで紹介され,リンクが張られることが期待できます.
このバックリンクを大量に得るための spam 行為として,複数の独自ドメインを大量に取得し,これらの独自ドメインでそれぞれ異なるウェブサイトを自動生成的に作り,お互いをリンクし合うことで,多数のバックリンクを得たかのような構造を作り上げる,といったことが行われています.
一部の検索エンジンでは,こうした spam 的なバックリンクを排除するため,同じサーバ,つまりは同じ IPアドレス上にある独自ドメインサイト間のリンクの価値を下げる,といった対策が行われています.つまり,一つの IPアドレスの上で多数のウェブサイトを作っても,同じウェブサイトからのリンク程度しか評価されないようになっています.
対策としては,バックリンクを行うウェブサイトは,互いに異なる IPアドレスに分散させる必要があります.
最先端の spam 手法を使う SEO spam業者の場合,多量のIPアドレスに,それぞれ多量の独自ドメインによるウェブサイトを,マトリックスのように作ることで,IPアドレスの分散をはかっています.